札幌市中央区北2条西2丁目8ー1の札幌弘済ビルの解体工事が始まっている。解体は2019年2月ころに終わり、春からJR北海道(本社・札幌市中央区)グループのJR北海道ホテルズ(同・同)が展開する宿泊特化型ホテル「JRイン札幌北2条」の建設が始まる。開業は、20年7月。(写真は、解体工事が始まっている札幌弘済ビル)
札幌弘済ビルは、公益財団法人鉄道弘済会(本部・東京地千代田区)が1964年に竣工させた地下1階、地上7階建てのビル。鉄道弘済会北海道支部やJR北海道グループの北海道キヨスクなどが入居していたが、ホテル建設のため解体が決まり、それぞれ移転。10月から解体工事が始まっている。
解体工事は、清水建設北海道支店(札幌市中央区)が行っており、19年2月には解体工事を終える。ただ、工期は20年7月末までとなっており、引き続き清水建設がホテルを施工する。建築主は鉄道弘済会。
建物は、鉄骨造の地下1階、地上13階建て。敷地面積約203坪(約673㎡)、延べ床面積は約1969坪(約6500㎡)。大浴場や宿泊者専用ラウンジ、レストラン、立体駐車場を備え、客室数は205室。札幌市内のJRインは、札幌市内3棟目になる。