JR北海道(本社・札幌市中央区)グループのJR北海道ホテルズ(同・同)は、2020年10月2日(金)に宿泊特化型ホテル「JRイン札幌北2条」(同市同区北2条西2丁目8ー1)をオープンさせる。JR北海道ホテルズは、5月18日に「JRイン函館」(函館市)を開業させており、コロナ禍の中、今年2棟目の展開を始める。(写真は10月2日にオープンする「JRイン札幌北2条」)

「JRイン札幌北2条」は、公益財団法人鉄道弘済会(本部・東京地千代田区)が1964年に竣工させた地下1階、地上7階建ての弘済ビル跡地に建設した。建築主は、鉄道弘済会でJR北海道ホテルズが運営する。
 ホテルは、鉄骨造の地下1階、地上13階建て。敷地面積約203坪(約673㎡)、延べ床面積は約1969坪(約6500㎡)。客室は、シングルルーム(部屋面積16㎡)173室、ダブルルーム(同17㎡)21室、ツインルーム(24㎡)10室、ユニバーサル(40㎡)1室の計205室。全室にシモンズ社製ポケットコイルマットレスを使用、加湿空気清浄機も完備した。素材や高さ、固さの22種類の枕を選べるコーナーがあるほか大浴場もある。
 
 JR北海道ホテルズの「JRイン」は、現在、札幌市内2棟のほか帯広市、旭川市、千歳市、函館市に各1棟の計6棟ある。「JRイン札幌北2条」は市内3棟目で、これによって全7棟、客室数1333室を展開するJRインチェーンになる。JR北海道ホテルズは、JRインのほか「JRタワーホテル日航札幌」(札幌市中央区)、「ホテル日航ノースランド帯広」(帯広市)も運営している。20年3月期の純利益は5億4700万円で内部留保は15億5700万円。



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