JR北海道(本社・札幌市中央区)グループのJR北海道ホテルズ(同・同)は、2020年7月開業予定で宿泊特化型ホテル「JRイン札幌北2条」を開業する。今年9月には「JRイン千歳」が開業することになっており、20年には全7ホテル、総客室数約1300室のJRインチェーンを構築する。20180717_125836(写真は、弘済ビル)

「JRイン札幌北2条」は、札幌市中央区北2条西2丁目8番1の弘済ビルを解体して建設する。同ビルは公益財団法人鉄道弘済会(本部・東京地千代田区)が1964年に竣工させた地下1階、地上7階建てのビル。7階に鉄道弘済会北海道支部、1~4階にJR北海道グループの北海道キヨスクなどが入居、5~6階は既に空きフロアになっている。

 同ビル解体後に新設するホテルは、鉄骨造の地下1階、地上13階建て。敷地面積約203坪(約673㎡)、延べ床面積は約1969坪(約6500㎡)。大浴場や宿泊者専用ラウンジ、レストラン、立体駐車場を備え、客室数は205室を予定している。建築主は、鉄道弘済会でJR北海道ホテルズが運営する。

 なお同社は、全185室の「JRイン千歳」(千歳市末広6丁目4番4号)を9月19日に開業する。同ホテルは、アルファコート(本社・札幌市中央区)が建築主。20年春開業の「JRイン函館」(函館市)、同年7月開業の「JRイン札幌北2条」と合わせてJRインは全7ホテル、1300室を有する中堅ホテルチェーンになる。

 JR北海道ホテルズは、JRインのほかJRタワーホテル日航札幌、ホテル日航ノースランド帯広も運営しており、18年3月期の純利益は6億3000万円。


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