札幌南ゴルフクラブ駒丘コースが預託金返還訴訟で相次ぎ敗訴、さらに1件が進行中で全敗の可能性も

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 札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(旧定山渓カントリークラブ)が預託金返還訴訟で相次ぎ敗訴している。昨年は4件の訴訟が最高裁まで争われたがゴルフ場側が敗訴、分割返済の手続きに入っている。さらに1件の裁判が進行中で全敗になる可能性は高い。
 
 札幌南ゴルフクラブは、1966年5月にオープンした18ホールのメンバーコース。現在の理事長は、カネシメ高橋水産の高橋松一郎会長。
 
 同クラブでは、90年代にクラブハウス建設のために額面約270万円で預託金会員を募集。その後、預託金償還期限を迎えたが返済原資が見込めないために理事会決定で会則変更し償還期限を2018年まで延長していている。
 
 預託金返還訴訟は、会則変更される前に会員から起こされていたもので、その数は20件以上に及んでいたという。しかし、多くの訴訟は途中でゴルフ場側と和解し訴訟は取り下げられたが、4件は最高裁まで争われた。
 
 昨年秋には、最高裁が4件の札幌高裁判断を支持し、ゴルフ場側が敗訴、現在返済手続きが行われている。さらに現在、札幌地裁で1件の訴訟が進行している。
 
 同クラブでは、既に会則変更で償還延長を決めているため、これ以上の訴訟は提起されない見込みだが、5件の訴訟が全敗となれば会員の不満は高まるものと見られる。
 
 道内のゴルフ場入場者は、東日本大震災の影響も受けて軒並みダウン。11年は道内コース全体で357万人強の入場者があったが、10年前と比較して100万人以上のマイナス。
 
 札幌南ゴルフクラブ駒岡コースは、入場者に占めるメンバーの比率が半分近いため収益的に厳しい状況が続いている。

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