社団法人北海道ファシリティマネジメント協会(略称・HFMA、本部・札幌市)は29日、平成25年賀詞交換会を京王プラザホテル札幌で開催した。北海道経済産業局の増山壽一局長や北海道開発局内野井宗哉営繕部長ら来賓とともに会員約70人が出席、新年の交流を深めた。(写真左は挨拶する青木忠一氏、写真右は乾杯の音頭を取る中野章氏)
 
 HFMAは、前身の北海道オフィス環境懇話会のスタートから今年で20周年の節目を迎える。公益法人改革に沿って今年4月からは一般社団法人に衣替えして新たなスタートを切ることになっている。
 
 賀詞交換会の冒頭には、4月の一般社団化の移行に伴い新会長に就任するNTTファシリティーズ北海道支店長の青木忠一氏が挨拶、「施設や設備といったインフラ環境をトータルに企画、管理、活用するFMの経営思想はまだ十分に浸透していない。今後、FMが日常的に使われる経営用語になるように道内に普及させていきたい」と語った。
 
 来賓として出席した増山道経産局長は「公共事業の増額で北海道にも公共投資が増えるが、単にビルやマチを作るだけでなくFMの知恵やノウハウを取り入れて効率的で快適なビルやマチを作っていくことが大事だ」とHFMAの役割に期待感を示していた。
 
 その後、内野井道開発局営繕部長や永田吉則道経済部次長、井上唯文札幌市市長政策室長、道議会総務委員会の角谷隆司委員長が挨拶、北弘電社の中野章社長(HFMA副会長)が乾杯の音頭を取った。
 
 なお、HFMA事務局は現在入居している北一条ビルが建て替えで取り壊されるため、4月1日から山上カミヤマビル(中央区北3西2)4階に移転する。


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