千葉県鎌ヶ谷市にあるプロ野球日本ハムファイターズ2軍本拠地の移転先が、恵庭市西島松地区の46haに決まった。地区内にある市街化調整区域の農地がその対象地で、現在は、畑作など農地として使われている。
(写真は、ファイターズ2軍本拠地となる西島松地区の農地)
JR恵み野駅から約500m北側に広がる農地が、本拠地となる場所。北に向かって走る2車線の団地環状線の東側には、1980年から分譲が開始された、1万人以上が住む恵み野ニュータウンが広がる。団地環状線を境にして、住宅地と農地がくっきりと分かれている。農地が広がる中には、調整区域に指定される以前から建っていた10数軒の住宅があり、往時をしのばせる昔ながらの細い道も数本通っている。
開発を進めるためには、市街地への編入と農地転用の手続き、さらに地権者から土地を取得することも必要になる。恵み野駅周辺では、「イトーヨーカドー恵み野店」が1982年の駅開設と同時にオープンしたが、2019年9月に閉店。その後、建物は解体され、現在は近隣にある「恵み野病院」が、移転用地として所有している。
(写真は、JR恵み野駅)
駅周辺の開発は西口が活発で、2015年4月には大和リース(本社・大阪市中央区)が、大型商業施設「フレスポ恵み野」をオープンさせた。また、国道36号を渡った柏陽北地区では、2025年2~3月に「テックランドNew恵庭店」、「コメリパワー恵庭店」が、オープンしている。ただ、こうした西口の商業施設には、さらなる集客のためには大きな仕掛けが必要とみられており、今回の2軍本拠地は起爆剤になりそう。
2軍本拠地には、球場や練習施設、商業施設も整備され、投資額は300億円規模とされる。2027年に着工、2030年から2031年に開業が予定されている。JR北海道の綿貫泰之社長は、「北広島市の新駅も2028年にでき、2軍本拠地が恵み野駅近くにできれば、千歳線の利用客がますます伸びる。しっかりと対応したい」と期待感を示していた。


































