北海道信用金庫(本店・札幌市中央区)は2026年5月12日、札幌市中央区の札幌パークホテル3階パークホールで恒例の「経済講演会」を開催した。一般財団法人北海道信用金庫ひまわり財団との共同開催で、今年は、同信用金庫が創立105周年に当たることから、その周年記念も兼ねて行われた。講師は、経済ジャーナリストの荻原博子氏、テーマは『人生100時代の生活設計』。集まった約450人が聴講した。
(写真は、講演する荻原博子氏)
荻原氏は、イラン情勢を含めて国内経済の先行きが分からない中で、家計は変化に翻弄されていると話し、夫婦で家計の棚卸が必要だと強調。「夫婦で一緒に1枚の紙に、右にプラスの資産、左にマイナスの資産を書き出して、話し合うことが大切。そうすると人生共通の目標が持てるようになる。節約には、男性の目と女性の目が必要で、役割分担が決まれば、黄金の老後が待っている」と述べ、家庭を盤石にして投資に回す分があれば、投資に回すとよいと強調した。
人生100年時代の心配ごとは、介護と医療だとし、100歳までの介護費用は1人2500万円程度必要だが、実際には保険があるので、1人500万円をみておけばよいと話した。また、医療については8月に医療費の値上げがあるが、1人100万円で対応できるとし、「2人で1200万円あれば、老後の不安は取り除かれて楽しく暮らしていける」と語った。
荻原氏は、帯広市の紫竹ガーデンを作った柴竹昭葉さんに言及し、「彼女は60歳を超えて夫と死別、どう生きるかと悩んだ末に子どもの頃に遊んだ野原の風景をつくりたいと紫竹ガーデンを手掛け始めた。今では多くの人が訪れ、観光名所にもなっており、そこでは働く人も30人になっている。人生100年時代に、これだと思うことに出合うかもしれない。そしてそれが、幸せに終わる、ということなのかもしれない」と話していた。



































