北海道の若手経営者を育てる官民連携の北海道経営未来塾(塾長・長内順一未来経営研究所社長)は2026年3月4日、札幌市中央区の札幌パークホテル1階テラスルームで、北海道銀行(本店・札幌市中央区)の主催による経営実務講座を開催した。塾生32人を含む関係者ら約50人が出席した。
(写真は、講演する北海道経済産業局・浦田秀行局長)
第1部では、経済産業省北海道経済産業局の浦田秀行局長が、『経済安全保障と北海道経済』を演題に講演。浦田氏は、「国家安全保障の要は、経済安全保障であり、それには自律性と不可欠性がコンセプトになる。市場や資源を持つ大国から、エネルギーや鉱物で威嚇されやすい状況になっており、2つのコンセプトを軸に経済安全保障への戦略的アプローチを進めなければならない」とした。その上で、海外企業による国内技術者の引き抜きが増えている状況について、「私の知っている技術者は、海外企業からの高額報酬の提示で迷いが生じたそうだが、最後は、同じ会社に勤める夫人の引き留めで断ったという。技術流出を防ぐには、社内結婚の奨励が一番という笑えない話もある」と話した。
また、北海道について、「日本の安全保障のキープレーヤーになってくる。経済安全保障、エネルギー安全保障、食料安全保障の3つが揃う稀有な地域。半導体、データセンター、宇宙関連など重要なプロジェクトが、こんなにたくさん進んでいる地域は他にはない。これまでの北海道の国の政策は、発展途上国への救済に近いナラティブ(物語)だった。しかし、今はそれ以上の価値があり、日本を力強く牽引する機関車になっていける」と述べた。第2部では、ロジネットジャパン(本社・札幌市中央区)の橋本潤美社長が、『共に働く誰もが輝く企業へ』を演題に講演、第3部では、道銀の兼間祐二頭取が塾生との質疑応答に応じた。



































