【動画】歴史的建造物「旧小樽倉庫」を利用した「ルタオ運河プラザ店」2024年10月11日オープン

経済総合

 寿スピリッツ(本社・鳥取県米子市)のグループ会社で、「小樽洋菓子舗ルタオ」を展開するケイシイシイ(同・千歳市)は、きょう2024年10月11日、「ルタオ運河プラザ店」(色内2丁目1-20)をオープンさせる。小樽市の指定歴史的建造物である旧小樽倉庫の南側を活用した店舗で、小樽市内の「ルタオ」としては、7店舗目となる。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、2024年10月10日に行われた「ルタオ運河プラザ店」のオープニングセレモニー)
(写真は、「ルタオ運河プラザ店」の外観)

「ルタオ運河プラザ店」は、明治27年(1894年)に北前船船主によって建造された、旧小樽倉庫を活用した店舗。この木骨石造倉庫は、市の観光案内所「運河プラザ」として、一般社団法人小樽観光協会が運営・管理してきたが、同協会は2024年3月、小樽港第3号埠頭付近に「小樽国際インフォメーションセンター」(小樽市港町5)をオープンさせ、「運河プラザ」の管理業務を同年3月末で終了。市は、公募型プロポーザルで貸出先を公募して、2024年7月8日にケイシイシイが、優先候補者に選ばれた。同社は、市と2029年3月31日までの賃貸借契約を締結して、このほどオープンにこぎつけた。

(写真は、一番庫を利用したバースペース)

 店舗は、中庭を囲むように一番庫、二番庫、三番庫に分かれ、床面積は合計約523坪(1726㎡)。一番庫はルタオ商品のテイクアウトコーナー、バースペースと共用スペース。バースペースでは、ルタオとして初めての夜間営業を行い、夜間限定パフェやアルコールを提供。共用スぺースは市民、観光客に開放し、ルタオの看板商品ドゥーブルフロマージュを模したソファも用意する。また、小樽市の歴史紹介コーナーも設けた。

 二番庫は、ルタオの商品販売を行い、限定商品や新商品も販売する。また、地元工芸作家のガラス作品や木工作品を展示。販売にも初めて取り組む。三番庫は、2025年春にカフェ、レストランをオープンさせる。ここでは、小樽の食材を使ったメニューを提供、小樽の食文化を発信する。中庭は、2025年春に休憩スペースとして整備する。

(写真は、二番庫を利用したルタオ商品の物販スペース)
 
 2024年10月10日に行われたオープニングセレモニーで、ケイシイシイの上村成門社長は、「歴史的建造物を利用した当社の店舗は初めて。堺町通り、小樽駅、第3埠頭の三角形に囲まれたゾーンに7店舗目を構えることになり、小樽を訪れる観光客に喜んでもらいたい」と話した。また、来賓として出席した小樽市の迫俊哉市長は、「小樽観光の課題は、夜の観光の充実。一番庫には、22時まで開いているバーと店舗が整備され、限定商品、オリジナル商品もあると聞いている。多くの市民、多くの観光客に愛される施設になることを期待したい」と話した。

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