「ホクノー新札幌店」闘志むき出し大規模改修、隣に出る「コープさっぽろ新さっぽろ店」に対抗軸

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 札幌市厚別区で地域密着スーパー5店舗を展開するホクノー(本社・札幌市厚別区)は、「ホクノー新札幌店」(同市同区厚別中央1条6丁目3-1)をリニューアルする。2023年10月22日から一時閉店、11月下旬にリニューアルオープンする。(写真は、リニューアル工事に入ったホクノー新札幌ビル1階の「ホクノー新札幌店」)

「ホクノー新札幌店」は、1997年に竣工した、JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅に近い「ホクノー新札幌ビル」の1階に同時オ―プンした食品スーパー。売り場面積約210坪。営業開始から26年が経過して、冷凍・冷蔵ケースなどが老朽化してきたため、全面更新することにした。電力消費の少ない冷凍・冷蔵機器を導入するほか、リーチインケースも取り入れて冷凍食品の充実も図る。

 2023年11月30日、隣接する駐車場跡地に新しい商業施設「BiVi新さっぽろ」が開業、1階には「コープさっぽろ新さっぽろ店」がオープンする。このため、その対抗軸として品揃えを含めて売り場のMD(マーチャンダイジング=販売政策)を変更する。惣菜類に関しては、これまでの値ごろ感のある商品を継続するとともに、ホクノーのこだわりを訴求する惣菜商品も強化、「新札幌店」限定商品も揃える。

 また、商品価格の上昇が続く中で、低価格で品質の良いプライベートブランド「CGC」商品の取り扱いも増やす。レジには、セミセルフレジとフルセルフレジを導入する。

「ホクノー新札幌店」は、再開発が進む前に建っていた、市営住宅下野幌団地住民の台所替わりのスーパーとして好調な売り上げがあった。再開発によって団地が取り壊され、売り上げは減少したが、タワーマンションの竣工や病院の整備も進み、売り上げは前年比10%以上で回復している。ホクノーの野地秀一社長は、「売り上げの回復基調を捉えて店舗の活性化を図り、新たな顧客を獲得したい。進出してくるコープさっぽろとは違う、ホクノーならではの強みをつくっていく」と話している。

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