食品残渣などで肥育した「酪農学園大学エコフィード短角牛」、「イオン江別店」含む5店舗で販売

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 酪農学園大学(江別市)の大学生たちが、食品製造時の副産物などエコフィードと呼ばれる家畜用飼料で育てた「短角牛」(和牛の一種で脂肪分が少ない良質の赤身肉が特徴)の精肉が、「イオン江別店」などイオン5店舗で2023年5月19日から3日間行われている「イオン道産デー」で、販売されている。(写真は、エコフィード短角牛の精肉を販売する酪農学園大学の学生たちとイオン北海道の青栁英樹社長。学生たちが持っているのは、エコフィード原料を提供している北海道コカ・コーラボトリングのお茶)

 この短角牛は、食品製造時の副産物や余剰食品、調理残渣のほか、お茶の製造時に発生する茶滓(ちゃかす)を利用して発酵させた、茶粕発酵サイレージなどを利用したエコフィードと呼ばれる飼料を100%使って、2年間肥育した肉牛。イオン北海道(本社・札幌市白石区)と北海道コカ・コーラボトリング(同・同市清田区)が、肥育や販売面で協力を行っている。
 
 今回、酪農学園大学はこのエコフィード肉牛2頭を出荷、5月19日から3日間行われている「イオン道産デー」に合わせて、「イオン江別店」「イオン札幌桑園店」「イオン札幌元町店」「イオン新さっぽろ店」「イオン札幌発寒店」の畜産売り場で販売している。
 このうち「イオン江別店」の畜産売り場では10尺の棚を使い、切り落としやステーキ用、焼肉セットなどを揃えた。価格は1580円(税別)から。5月19日には、同大学の学生3人が店頭に立ち、お客にエコフィード肉牛の説明を行い販売した。4年生の富成文吾さん(22、長野県安曇野市出身)は、「餌の調整に手間取ったが、順調に育った。肉は甘味があっておいしいので、ぜひ購入してほしい」と話していた。

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