パチンコ・スロットの「CUBE琴似店」(札幌市西区琴似2条1丁目3-16)が、7月1日(金)から長期休業する。これによって北海道のパチンコ店閉店(長期休業含む)は2022年に入ってから12店舗目となり、半年間で2021年の1年間に閉店した14店舗に迫る数になる。(写真は、長期休業に入る「CUBE琴似店」)
「CUBE琴似店」は、JR琴似駅近くの「琴似駅前場外発売所」が入っている琴似Lビルの1階。1990年頃に建設された建物で、パチンコ店運営業者は変遷しており、「CUBE」を運営するフリーディング(札幌市南区)が出店したのは2011年頃。以降、パチンコ90台、スロット84台で展開してきたが、運営開始から11年目の今年7月1日から長期休業に入ることになった。フリーディングは、「CUBE澄川店」(同)を2021年1月14日から長期休業させていたが、結局再開せずに閉店した経緯がある。「CUBE琴似店」も同様に閉店になる可能性は高い。
土地建物の現在の所有者は、不動産会社の日進LRD(本社・東京都港区)。日進LRDは、北海道で「北海道ブルックスカントリークラブ」や「御前水ゴルフ倶楽部」(いずれも苫小牧市)を展開しているほか、賃貸ビル、マンションの管理運営も500ヵ所以上に及んでいる。今回の「CUBE琴似店」の長期休業入りによって2022年に入ってからのパチンコ店の長期休業・閉店は12店舗目になる。この数は、2021年の年間閉店数14店舗に迫る勢い。
2022年に入ってからの長期休業・閉店店舗は次の通り。12店舗のうち太陽グループの「パーラー太陽」が7店舗を占める。
◆1月23日「パーラー太陽新琴似四番通店」(札幌市北区)
◆2月13日「KEI北斗店」(北斗市)
◆2月20日「パーラー太陽宮の森店」(札幌市中央区)
◆2月27日「パーラーGRANDE苫小牧店」(苫小牧市)
◆3月28日「パーラー太陽旭町店」(札幌市豊平区)
◆3月31日「ナポリ西野店」(同市西区)
◆4月24日「パーラー太陽サンピアザ店」(同市厚別区)
◆5月8日「パーラー太陽柏林台店」(帯広市)
◆6月12日「パーラー太陽大門店」(函館市)
◆6月26日「イーグルスタジオ東苗穂店」(札幌市東区)
◆6月30日「パーラー太陽砂川店」(砂川市)
◆7月1日「CUBE琴似店」(札幌市西区)
※2022年6月26日、読者の指摘により記事一部修正しました。