アークスグループ(本社・札幌市、横山清社長)の中核会社であるラルズ(本社・札幌市、守屋澄夫社長)は16日、「スーパーアークス ノース」(札幌市北区篠路3条9丁目)をオープンさせた。これまでの屋号は「ビックハウス ノース」だったが、商圏の買い物需要に合わせて品揃えを充実、店舗面積も拡大して新業態の「スーパーアークス」にリニューアルしたもの。(写真上段左から、オープンした『スーパーアークス ノース』、新設したクッキング・インフォメーション・コーナー。下段左から、『小樽なると屋』のザンギコーナー、『大阪王将』の餃子コーナー)
「スーパーアークス ノース」は、ビッグハウス時代の低価格を踏襲するとともにファミリー層や高齢者少人数世帯をターゲットにした小容量パックの食材を豊富に揃えるなど、「低価格」、「豊富なバリエーション」をコンセプトに買い物需要の変化に対応できるようにした。
新しい取り組みとして、フロアにクッキング・インフォメーション・コーナーを新設、旬の食材や話題の食材を使ってクッキングアドバイザーが実演して料理を紹介、これまでの通過型販売から提案型販売への試みを行っている。
また、デリカ(惣菜)コーナーでは、小樽なると屋のザンギ、大阪王将の餃子いった人気商品の取り扱いを充実させた。
守屋社長は、「この店は、ビッグハウスの古いタイプで一時流行したフード&ドラッグのフロア構成だった。オープン12年を迎えたことから品揃えを含めてリニューアル、新しいタイプのスーパーアークスにした。商圏範囲にはニューファミリー層など人口が伸びており、新しい需要層も広げることができるだろう。年間売り上げは、最低でも25億円、30億円は行って欲しい」と語った。
近隣には、ビッグハウスの1号店「太平店」(同市北区太平4条1丁目)があるが、「棲み分けしながら相乗効果を出していく」(守屋社長)という。