「丸亀製麺」が北海道で3店舗の戦略的退店、25店舗体制に

経済総合

 トリドールホールディングス(本社・東京都渋谷区)の子会社丸亀製麺(神戸本社・神戸市中央区)が展開する、讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」の北海道退店が続いている。2月28日に2店舗が退店、昨年10月の1店舗と合わせ、トリドールHDの2022年3月期中に北海道で3店舗退店する。(写真は、「丸亀製麺」のフードコート店舗)

 トリドールHDの2021年4月~9月の上期算は、主力の丸亀製麺の売上高が476億5200万円と前年同期間に比べ24%増加、セグメント利益も56億7500万円と前期の1億2700万円から大幅黒字になった。既存店売上高は、前年度同期比118%と大きく伸長した。業績が回復している要因は、「うどん弁当」が上期で57億円と大ヒットしたことによるテイクアウト需要の押し上げ効果やTOKIOと共同開発した「こどもうどん弁当」、「トマたまカレーうどん」が共にヒットしたことなどによる。

 こうした中で、丸亀製麺は店舗ごとの採算性により、戦略的に退店を進めており、上期中に全国で20店舗の退店を実施した。下期中にはさらに6店舗退店を実施する。北海道店舗の退店は、下期中に行われるもので、2021年10月31日に「イオンモール札幌苗穂店」(札幌市東区)が既に退店、2022年2月28日(月)には、「ウイングベイ小樽店」(小樽市)と「イオン千歳店」(千歳市)が退店する。これによって、道内の店舗数は、札幌市内12店舗を含む25店舗になる。

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