丸亀製麺複合業態「麺屋通りイオン三笠店」も2月末終了、道内3店舗同時退店

経済総合

 讃岐釜揚げうどん「丸亀製麺」の退店を全国的に進めているトリドールホールディングス(HD、本社・東京都渋谷区)は、北海道で展開している「麺屋通りイオン三笠店」も2月28日(月)に退店する。これにより、北海道で同日の退店は3店舗になる。(写真は、「イオンスーパーセンター三笠店」)

「麺屋通りイオン三笠店」(三笠市岡山1059-1、イオンスーパーセンター三笠店内)は、トリドールHDの子会社、丸亀製麺(神戸本社・神戸市中央区)が展開する「丸亀製麺」のほか、焼きそば専門店「神戸長田本庄軒」、醤油ラーメン「丸醤屋」、ミートスパゲティ専門店「神戸元町グリル三番館」、カレーうどん「ニュー鶴橋」の5店舗が集まったフードコート内の店舗。それぞれ自家製麺のため、打ちたて、茹でたてにこだわり、鮮度のある生麺のもっちり感や小麦本来の旨味が味わえる。2005年4月に出店して営業を続けてきたが、このほど17年間の営業を終了することになった。

 トリドールHDの足元の業績は好調で、2022年第3四半期(2021年4月~12月)決算は、主力の丸亀製麺(セルフうどん業態)の売上高が709億4400万円と前年同期16・0%増、セグメント利益も91億6600万円と同424・5%増になっている。こうした中、同社は不採算店舗の戦略的退店を進めており、第3四半期で全国26店舗を退店した。
 当初は通期で26店舗の退店としていたが、上振れするのは確実で、道内では当サイトで既報した2月28日での「丸亀製麺ウイングベイ小樽店」(小樽市)と「同イオン千歳店」(千歳市)の退店に加え、「麺屋通りイオン三笠店」も同時閉店。これによって道内25店舗中、SC(ショッピングセンター)内の店舗は「イオン札幌桑園店」(札幌市中央区)、「アリオ札幌店」(同市東区)、「カテプリ新さっぽろ店」(同市厚別区)の札幌市内3店舗になる。

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