東亜産業(本社・東京都千代田区)が展開する半額専門店「TOAmart(トーアマート)」の「札幌宮の沢店」(札幌市西区宮の沢3条5丁目2-5)が、2021年12月26日にオープンした。これによって北海道の「TOAmart」は11月に道内1号店の「札幌店」(同市中央区)を出店して以降、わずか2ヵ月で8店舗に増えた。(写真は、12月26日にオープンした「TOAmart札幌宮の沢店」)
「TOAmart札幌宮の沢店」は、北1条宮の沢通沿いに立地。以前は、「紳士服の山下宮の沢店」や「ビッグエムワン札幌宮の沢店」が入っていた店舗で、直近は「楽一北海道免税店」が入っていた。「TOAmart」は、日用雑貨、美容・健康器具、食品などの企画開発・製造、卸の東亜産業が全国で展開していた、新型コロナウイルスのPCR検査センターを転換して展開している半額専門店。問屋を介さず直接していることで、低価格を実現している。
2021年10月から全国的に展開を開始、北海道ではPCR検査センター「札幌センター」(中央区南2条西4丁目清水ビル1・2階)を11月1日に「TOAmart」転換、以降、函館、帯広、旭川、稚内など各地のPCR検査センターを「TOAmart」に転換してきた。今回の「札幌宮の沢店」は、PCR検査センターからの転換ではなく、「TOAmart」として居抜き出店したもの。「小樽運河店」(小樽市)も「ラオックス小樽運河店」跡への居抜き出店となっている。居抜き出店した2店舗は、いずれも以前はインバウンド向け店舗だった点が共通している。
東亜産業は、アフターコロナで消費者の低価格志向が一段と強まるとしており、「TOAmart」を2021年中に全国で100店舗、2022年5月までに300店舗、同年夏には500店舗に拡大するとしている。