レバンガ北海道の「小樽なると屋」キッチンカー、事業開始から3ヵ月好調発進

経済総合

 プロバスケットボールクラブ「レバンガ北海道」を運営するレバンガ北海道(本社・札幌市厚別区)が、2021年10月からフード事業の一貫として取り組んでいる「小樽なると屋」のキッチンカーが好調な滑り出しを見せている。スタートから3ヵ月間の売り上げは目標の9割だが、同社は確かな手応えを感じており、近いうちに、現在の5台から10台に増やす考え。(写真は、レバンガ北海道が展開している「小樽なると屋」のキッチンカー)

 レバンガ北海道は、2021年7月に小樽名物若鶏の半身揚げやざんぎの「小樽なると屋」を展開するエフビーシーホールディングス(本社・小樽市)と独占フランチャイズ(FC)契約とオフィシャルフードビジネスサポートパートナー契約を締結、フード事業に参入した。「レバンガ北海道」の知名度向上など本業支援の一環として取り組んでいるもので、10月から順次、「小樽なると屋」の商品を販売するキッチンカーを増やしてきた。現在は、「サツドラ旭ヶ丘南8条店」(札幌市中央区)、「サツドラ屯田店」(同市北区)、「サツドラ白石本通店」(同市白石区)などサツドラ5店舗の駐車場敷地内に5台を配置して販売している。

 5台のうち2・5t車4台は店舗に常設、1・5t車1台は、週末のイベントやホームゲームの際に会場に出向いて販売している。キッチンカーは、エフビーシーホールディングスを通じて賃借、レバンガ北海道は、販売する商品とともに「レバンガ北海道」のチラシやスケジュールカレンダーを配布、チームの認知度向上を図っている。

 キッチンカーでの販売を開始して現在3ヵ月目。「冬場は雪の影響などでどうしても売り上げが減るため、目標の9割にとどまっている。冬場の売れ行きを検証して、年間を通じた運営ノウハウを習得する」(横田陽・代表取締役CEO)。また、キッチンカー以外にも道外での北海道物産展など出張催事に取り組んて行く考え。
 レバンガ北海道では、1台で月間300万円程度の売り上げを見込んでおり、当面5台で月間1500万円程度の売り上げを目標にしている。今後、5年以内にキッチンカーを10台に増やし、「サツドラ」店舗やそれ以外の店舗にも常設することを計画している。

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