「ニセコ高原ホテル」跡地で大型リゾートホテル「マティエ・ニセコ」着工

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 虻田郡倶知安町山田のひらふ坂近くで、大型リゾートホテル「マティエ・ニセコ」の開発が進んでいる。羊蹄山が一望できるロケーションで、完成は2023年10月末。韓国の大手デベロッパー、ハンファホテルズアンドリゾートが手掛けるもので、韓国系がニセコ地区で大型開発を手掛けるのは初めて。(写真は、羊蹄山を望むひらふ地区で建設が始まった「マティエ・ニセコ」)
 
 建設場所は、「ニセコ高原ホテル」跡地で、敷地面積は約1939坪(6400㎡)。建物は地下2階、地上7階建て、延べ床面積は約6363坪(2万1000㎡)。客室は、寝室・リビング・キッチンがワンルームになっているスタジオタイプから羊蹄山や周辺のスキー場を一望できる5ベッドルームのペントハウスアパートメントまで、様々なタイプを予定している。館内には、グルメダイニング、リラクゼーションスパ、プライベートオーナーラウンジ、キッズクラブ、地下駐車場などの設備を備え、快適なリゾートライフをサポートできるようにする。

 プロジェクト名は、「ニセコ エイチプロパティーズ プロジェクト」。建築主は、エイチプロパティーズ特定目的会社(東京都中央区)、工期は21年4月11日から23年10月31日まで。今年度は基礎工事を行い、次年度以降に本体部分の建設に入る。設計、監理は日建設計(本店・東京都千代田区)、施工は大成建設(同・同都新宿区)札幌支店(札幌市中央区)。

 今回の大型プロジェクトは、韓国資本初のニセコ地区参入だが、折しも町は大型物件の建設規制に乗り出す。韓国系や中国系を含め海外資本は、これまでのような町民意識と離れたような開発は難しくなる。羊蹄山をバックにしたクレーンの姿を、町民はどう見ているのか。

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