業務用酒販全国大手のリカーマウンテン、札幌ススキノに進出

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 ワイン、焼酎、地酒、ビールから食品まで扱う業務用卸のリカーマウンテン(京都本社・京都府下京区、本社・滋賀県長浜市)が、北海道に進出する。3月中旬、札幌ススキノに「5条通店」を出店、ススキノの飲食店向けに販売を開始、合わせて一般向けにも営業を開始する。(写真は、3月中旬にオープンする「リカーマウンテン5条通店」)

 リカーマウンテンは、2000年から業務用卸業務を開始して店舗網を広げ、2021年2月現在で北は岩手県、秋田県、南は沖縄県まで全国に178店舗を展開。20年1月期の売上高は約595億円。ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、清酒など約2万点を揃え、飲食店向けのメニュー提案や業務店向け展示会などを行っている。

 北海道1号店の「5条通店」は、札幌市中央区南5条西4丁目2ー2のNセンタービル1階に3月中旬に開設する。飲食店などからの注文を受けて配達するほか、一般向けにも販売する。リカーマウンテンは「全国の繁華街で営業してきたノウハウや商品力を生かして札幌の飲食店向けに販売していきたい」(広報)と話す。

 コロナ禍でススキノの飲食店は時短営業を続けてきたが、3月1日に解除されたばかり。この時期に進出することについて「全国展開の一環」(広報)としており、「道内他都市の繁華街で良い物件があれば出店したい」(同)と多店舗化も視野に入れている。
※2021年3月11日記事一部修正しました。

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