生活雑貨を扱うチェーンストア「ロフト」が、3月下旬に札幌で新店を計画している。出店場所は、大型ショッピングセンター「アリオ札幌」(札幌市東区北7条東9丁目2ー20)になりそう。(写真は、「アリオ札幌」)
ロフト(本部・東京都千代田区)が展開する生活雑貨の「ロフト」は、1987年11月の「渋谷ロフト」が1号店で、現在は全国に直営114店舗、FC(フランチャイズ)20店舗を出店している(2020年12月現在)。元々は西武百貨店系列だったが、そごう・西武(本社・東京都千代田区)の子会社となり、セブン&アイ・ホールディングス(同・同)のグループ会社となっている。
札幌では、「札幌西武」の閉館に伴い、隣接していた「札幌ロフト館」も09年9月末で閉店。翌10年3月に旧「札幌そごう」を承継した商業施設「エスタ」の6階に「札幌ロフト」として移転オープンした。
長く札幌1店舗体制だったが、3月下旬に新店を出店することが決まり、「アリオ札幌」内が有力になった。「アリオ札幌」は、セブン&アイ・HDのグループ会社、セブン&アイ・クリエイトリンク(同・同)が運営しており、セブン&アイ・HDのグループ間でテナントリーシングをした。
出店場所とみられるのは、今年1月11日に閉店したモール1階の「ゼビオスポーツ アリオ札幌店」跡。ただ、「ロフト」の標準面積は約300坪のため、17日に閉店した向かい側のハーブとアロマテラピーの専門店「生活の木 アリオ札幌店」跡の区画も利用する可能性が高い。
「アリオ札幌」は、18年11月に移設されたJR苗穂駅に近く、駅直結の空中歩廊も間もなく開通するなど、以前に比べて利便性は格段に向上している。北海道新幹線札幌駅開業に伴う「エスタ」建て替えが控えており、新店舗は既存店舗の休業を見据えた代替店舗の位置付けもありそうだ。