札幌・琴似が高級食パン専門店の集積地に

経済総合

 札幌・琴似が高級食パン専門店の集積地になりつつある。10月下旬、焼きたて食パン専門店「一本堂 札幌琴似店」がオープン、琴似に高級食パン専門店3店舗が揃うことになる。琴似の商店街は、飾らない普段着の商店街のイメージがあり市民生活と直結している。表通りや路地裏に店舗を構える高級食パン専門店は、琴似に新たな味わいを吹き込みそうだ。(写真は、焼きたて食パン専門店「一本堂札幌琴似店」の出店場所)

「一本堂」は、2013年3月に大阪市都島区で創業した食パン専門店。北米産小麦を使用した食パンは、ふんわりソフトで口溶けの良い食感があり、日本産小麦を使用した食パンはもっちりとした食感がある。はちみつや卵、イースト菌の発酵を促進させる食品添加物を使用せず子どもでも安心して食べられる。

 現在は、IFC(本社・東京都新宿区)がFC(フランチャイズ)展開を行っており、全国に約120店舗を出店。北海道では「北海道千歳勇舞店」(千歳市、ゆうまいタウンプラザ内)が19年6月27日にオープンしている。
 今回、札幌初進出の地として選んだのが琴似。10月下旬にオープンする「札幌琴似店」(琴似2条7丁目2ー41、琴似2・7ビル1階)は、西区役所の近くの路地裏。以前はそばやラーメン、ハンバーグの店舗だった「究(きゅう)琴似店」跡への居抜き出店。

(写真は、「銀座に志かわ 札幌琴似店」)

 高級食パン専門店として琴似に最初に店舗を構えたのは、銀座に志かわ(本社・東京都中央区)。同社は、18年9月から全国FC展開を開始、「銀座に志かわ 札幌琴似店」(琴似2条3丁目1、CHEST OHI BLDG1階)は全国37店舗目として19年11月25日にオープンした。
「に志かわ」の売りは、仕込み水に使う独自のアルカリイオン水で、「水にこだわる高級食パン」として現在では北海道に「北見店」(北見市)、「苫小牧店」(苫小牧市)を展開、全国では約80店舗を展開している。

(写真は、「暮らせばわかるさ」)

 20年7月11日にオープンしたのは、「暮らせばわかるさ」(琴似2条5丁目3ー5、マンションモモ1階)。表通りの琴似栄町通から離れた路地裏に店舗を構えている。この店舗は、全国チェーン店とは一線を画した店舗。パン作りやマーケティングは、全国で食パン専門店の開業支援を行っているベーカリープロデューサー、岸本拓也氏(ジャパンベーカリーマーケティング=横浜市青葉区=代表取締役)のコンサルティングを受けている。
 店舗名や商品名の「理想の朝」や「至福の午後」は、岸本氏が考える地域に合致したマーケティングから生まれてきたものだ。

 今回の「一本堂」の参入で奇しくも高級食パン専門店が集積することになった琴似。3店舗が競い合うことで、どんな新しい魅力が発信されるだろうか。

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