札幌・駅前通周辺でビル売買相次ぐ、北2西3LEE北2条ビルを北海道エナジティックが7億6000万円で取得

経済総合

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 札幌駅前通地下歩行空間が3月12日に開通するのに伴って、駅前通周辺のビル売買が活発になっているが、駅前通から1本東側の仲通に面した北2西3のLEE北2条ビル(旧・芙蓉ビル)が、北海道エナジティックに売却されたされたことが、本サイト記者の取材で分かった。売却価格は約7億6000万円で、建物の価値をゼロとすると坪当たり約575万円。(写真は売却されたLEE北2条ビル)


 ファンドの撤退やリーマンショックによって、札幌中心部の不動産売買は低迷していたが、昨年初めから徐々に地場の有力企業が札幌駅前通を中心に、オフィスビルや飲食店ビルの売買を積極的に行っている。
 景気は低迷状態が続いておりビル価格が低下、財務的に余裕のある地場有力企業が手の届く範囲になってきたことから、将来性を見込んでビル取得に動いている。
 昨年1年間のビル売買の実績は以下の通り。
・3月 大通西6 ビル名FLCビル 買主銀嶺バス 売主合同会社ビックランドプロパティ1 取得価格3億4000万円
・3月 北4西4 ビル名札幌日興ビル 買主MMSマンションマネージメントサービス 売主日興ビルディング 取得価格25億円
・3月 北2西2 ビル名札幌第3泉ビル 買主桂和商事 売主エヌ・ティ・ティ都市開発 取得価格5億2000万円
・3月 北3西3 ビル名スノー会館 買主サンセイランディック 売主スノー会館 取得価格4億5000万円
・6月 大通西5 ビル名ORE大通公園ビル 買主桂和商事 売主SFCG 取得価格12億円
・9月 北3西3 ビル名スノー会館 買主コンタクトオフ 売主サンセイランディック 取得価格5億8000万円
 昨年9月に売買されたスノー会館は、建物をゼロとすると坪当たり660万円で取引されたようだ。
今回売買された北2西3のLEE北2条ビルは、地上8階地下2階で敷地面積 約438㎡で延床面積は3972㎡。1974年6月に竣工しており、築36年。
 主なテナントは、青森銀行、 吉田裕司クリニック、リーデンタルクリニック、中村カイロプラクティック、オフィスアトラスなど。
 取得した北海道エナジティックは、灯油やガソリン、重油、軽油など一般家庭や企業・団体へのエネルギー供給のほか設備機器の販売、保守点検などを行っている。
 

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