名古屋発祥の全国コーヒーチェーン、「コメダ珈琲店」が札幌・狸小路商店街に出店する。狸小路2丁目南側の既存ビル1階に11月中旬にオープン。これまで札幌圏では郊外の路面店出店を続けてきたが、今回は初めて都心部の飲食ビルへの居抜き出店となる。(写真は、コメダ珈琲店が出店するN・Vicoloビル)
(写真は、狸小路2丁目商店街。同商店街はインバウンドの利用者が多い)
店舗名は、仮称「コメダ珈琲店狸小路2丁目店」。狸小路2丁目南にあるN・Vicoloビル1階(1988年7月竣工)の日本料理店「ねぎま」の後継テナントとして出店する。「ねぎま」は、8月18日で移転のため現店舗での営業を終了する。
店舗運営者は、コメダ珈琲店のフランチャイズ運営を全国で10店舗行っている正和製菓(本社・三重県四日市市)。北海道では、2017年9月14日にオープンした「手稲前田店」(手稲区前田2条13丁目)を運営している。「狸小路2丁目店」は、同社100%出資子会社のファースト・プログレス札幌が担う。
新店舗は、木目調の内装を施し、通常のコメダ珈琲店と同様とする。10月下旬に内装が完成、座席数は80席程度。営業時間は午前7時から午後11時で人気のシロノワールやモーニング、サンドイッチも提供する。
「コメダ珈琲店」は、2016年8月10日に「東札幌5条店」(白石区)で北海道に初進出。以降、同年11月29日「清田北野店」(清田区)、17年8月7日「南34条石山通り店」(南区)、同年9月14日「手稲前田店」(手稲区)、同年10月3日「二十四軒店」(西区)、同年12月18日「江別一番町店」(江別市)をオープン。さらに18年7月30日には「新琴似一番通店」が開店する。
いずれも、郊外の新規路面店だったが、9店舗目は初めて都心部のビルインタイプで出店することになった。