メンタルヘルスケア・コンサルティングで企業や団体のメンタルカウンセリング・専門家派遣などを行っている有限会社ナチュラルハート(札幌市)の神田裕子代表取締役は、来春にも事業を同社の上級心理カウンセラー(HCT認定)である東一恵氏に譲渡、顧問に退く。神田氏は新規事業として婚活や終活のカウンセリング会社を設立、ナチュラルハートグループとして事業領域を広げる。(写真は、神田裕子代表取締役)
ナチュラルハートは①講演・研修・イベント②メンタルヘルス③心理カウンセラー養成スクール事業の3つを事業としている。道内のメンタルカウンセリング事業会社としては大手で東京の大手カウンセリング会社、ティーペックなどとも提携している。
神田氏は専門学校講師などを経て1996年に「ゆうカウンセリングオフィス」を創業、2006年にナチュラルハートを設立した。この間、北海道女性起業家ネットワークを立ち上げ代表を務めるなど女性起業家の育成にも力を入れてきた。
今回、事業を譲渡することにしたのは後進が育ち一定のビジネスモデルが確立できたと判断したためで来春にも同社の東氏と代表取締役を交代、自身は顧問として後方から支援する。
ナチュラルハートは現在、札幌以外の拠点として帯広市に事務所を設置しているが網走市や旭川市、函館市にも拠点を広げる予定。さらに来春には一般社団法人日本プレゼン・スピーチ能力検定協会(東京)とも提携し道内で同協会の事業拡大に協力する。
神田氏は顧問に退いた後、新たな事業として、婚活や終活に関わるうつを対象にした新たなカウンセリング事業を始める考えで、ナチュラルハートのグループとして同社の成長に繋げる。