札幌商工会議所が「中島公園紅葉ライトアップ」開催、 2025年10月24日~11月3日の11日間

社会・文化

 札幌商工会議所は、2025年10月24日(金)から11月3日(月、祝)までの11日間、「中島公園紅葉ライトアップ」を開催する。昨年に続く2回目で、夜間観光の魅力づくりと観光の閑散期対策として実施する。市民や観光客など、会期中に20万人の来場を見込んでいる。(写真は、2024年10月に開催された「中島公園紅葉ライトアップ」のイチョウ並木)

 中島公園は、札幌中心部から近く、菖蒲池を取り囲むように広がる緑豊かな自然は、都心のオアシスとして、市民や観光客に親しまれている。数万本にも及ぶイチョウやカエデの春の芽吹きや夏の緑も来園者を惹きつけているが、秋の紅葉は、訪れる人たちをより深く魅了するシーズンになる。札商では、夜間観光を盛り上げるとともに閑散期対策にも繋げようと、「中島公園紅葉ライトアップ」を昨年開催。公園入り口付近にあるイチョウ並木や菖蒲池、豊平館、日本庭園をLEDライトで照らし、来場者は、約15万人にも及んだ。

 2回目となる今回は、ライトアップエリアを昨年の計600mから1kmと長くして、さまざまなスポットをより多く楽しめるようにする。菖蒲池を一周する順路にするため、水面に映える紅葉もゆっくりと鑑賞することができる。昨年は無料だった日本庭園では、「さっぽろ秋さんぽ」と題して有料化(税込み500円)、さまざまな企画も用意する。時間ごとに変わるライトアップの他に、音や光の演出など普段とは違う日本庭園を楽しむことができる。

(写真は、2024年10月に開催された「中島公園紅葉ライトアップ」の日本庭園)

 ライトアップに伴うイベントとして、昨年に続いて豊平館の2階広間では、さっぽろ芸妓連の芸妓が、スタッフとなって「さっぽろ芸妓カフェ」を展開するほか、秋の味覚「かぼちゃ」をテーマにした「かぼちゃスイーツフェア」も開催する。また、菖蒲池紅葉テラスでは、道産小豆を使用したおしるこコーナーも設ける。また、人気のキッチンカーに加えて、今回は、「さっぽろ外食産業研究会」に加盟している実店舗を構える人気店のキッチンカーも出店、期間中に10台が集まる。

「中島公園紅葉ライトアップ」を担当する札商国際・観光部係長の西川公大さんは、「2年目となる今年は、さらに札幌の魅力を詰め込んだ会場づくりを目指して準備をしています。秋の夜空に映える中島公園の美しい紅葉を、今年もぜひ多くの方々に楽しんでいただきたい」と話している。主催は札商、共催は一般社団法人すすきの観光協会、公益財団法人札幌市公園緑化協会。
(写真は、2024年10月に開催された「中島公園紅葉ライトアップ」の菖蒲池)

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