キリンビール北海道千歳工場(千歳市上長都949-1)は、「キリン千歳水源の森づくり協定」に基づき、千歳市藤の沢国有林(13・26ha)で、森林の保全育成活動「キリン千歳水源の森づくり2025」を同年10月18日に行った。(写真は、千歳市藤の沢国有林で行われた「キリン千歳水源の森づくり2025」=キリンビール北海道千歳工場提供)
キリンビール(本社・東京都中野区)は、2007年に石狩森林管理局、社団法人国土緑化推進機構と「キリン千歳水源の森づくり協定」を締結、それに基づいて「キリン千歳水源の森づくり」の活動を定期的に行っている。千歳市から後援を受けて行った今回の活動では、森林育成上に効果がある除伐(森林内の風通しや日当たり改善のために不必要な木を伐採すること)、間伐、枝打ちを行った。
活動に参加した宮﨑知宏工場長は、「キリンビールの水源の森活動は、100周年事業の一環で2007年から開始しています。大切な水のために森は欠かせません。ビールづくりに重要なおいしい水を使わせていただくにあたり、森に感謝しながらこの活動を続けていきます」と話した。キリンビール北海道千歳工場は、千歳川の支流で日本名水百選のナイベツ川湧水を水源とする水を使用している。ナイベツ川の水源林である、支笏湖東方に位置する藤の沢国有林で、同工場は、2067年まで森林の保全活動に取り組む協定を結んでいる。