コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、今年度創設した「みんなのよみきかせ絵本大賞」(2025年10月1日に第1回表彰式実施予定)の中で、「園児さんと先生でえらぶ!よみきかせ絵本部門」に参加する全国2000の保育施設に、候補20冊の贈呈を開始した。(写真は、認定こども園いちい幼稚園・保育園で行われた候補絵本20冊の贈呈式=コープさっぽろ提供)
「みんなのよみきかせ絵本大賞」は、「絵本のよみきかせが好きな人が、今一番よみきかせしたい絵本を選ぶ」をコンセプトに、これからの未来を担う子どもたちのために、絵本を選出して表彰する賞。「園児さんと先生でえらぶ!よみきかせ絵本部門」「絵本大好きさんがえらぶ!よみきかせ絵本部門」の2部門に分けて、大賞を1冊ずつ選出する。
「園児さんと先生でえらぶ!よみきかせ絵本部門」に参加する保育施設を全国から募ったところ、2342園から申し込みがあり、想定を上回ったため、当初の1000園から2000園(うち道内は235園)を対象に、候補作20冊を贈呈することにした。20冊すべての絵本を先生が、園児に読み聞かせして、園児の反応などから先生の目線で進めたい絵本1冊を選んで投票してもらい、一番投票数が多かった絵本が、同部門の大賞に選ばれる。
2024年12月12日には、道内235園の一つである認定こども園いちい幼稚園・保育園(札幌市厚別区)で、候補20冊の絵本が、コープさっぽろの小松均専務理事から杉本尚平園長に贈呈された。小松専務理事は、「コープさっぽろでは『えほんがトドック』や『えほんワクワクキャラバン』など、絵本の読み聞かせの楽しさを伝えてきました。来年は、コープさっぽろ設立60周年でさまざまな取り組みを予定していますが、『みんなのよみきかせ絵本大賞』もその一つとして、全国の生協と一緒に盛り上げていきたい」と話した。
杉本園長は、「この度は、20冊の絵本をありがとうございます。大事な1票を子どもたちと一緒に考えていきたい」と述べた。贈呈式の後には、「ぎょうざが いなくなり さがしています」の読み聞かせが行われ、園児たちが集中して聞き入っていた。