コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、写真文化首都「写真の町」東川町に、4000万円の企業版ふるさと納税を行った。2025年に、東川町が整備する農業体験交施設の建設費用として活用される。(写真は、コープさっぽろから東川町への企業版ふるさと納税贈呈式=コープさっぽろ提供)
コープさっぽろと東川町は、これまでも関係があった。コープさっぽろでは、JA東川で収穫された米の産直事業を継続的に行っているほか、2011年の東日本大震災以降、水資源確保のため、両者とJA東川が出資して大雪水資源保全センターを建設。ここでは、平成の名水百選にも選ばれた「大雪旭岳源水」を製造販売している。
今回、同町が、都市消費者との交流など、農業振興事業の一環として、町内に農業体験交流施設を建設するにあたり、コープさっぽろは、地域社会への貢献を進める必要があると判断、企業版ふるさと納税として4000万円を寄付することにした。
2024年10月2日、コープさっぽろ本部で贈呈式が行われ、コープさっぽろの大見英明理事長が、東川町の菊地伸町長に目録を贈呈。菊地町長は、大見理事長に感謝状を贈呈した。菊地町長は、「水と米の里として当町はブランド化されており、その水と米がコープさっぽろでも販売されて、当町の農業や生活に役立っている。今回、消費者との交流を強化するため、2025年に農業交流体験施設を建設、農村と都市の住民の交流をさらに進めていきたい」とコメントした。