消えゆくバス停「イトーヨーカドー屯田店前」、次の名は「屯田8条3丁目」?「ロピア屯田店前」?

社会・文化

 閉店した「イトーヨーカドー屯田店」(札幌市北区屯田8条3丁目5-1)に合わせて、消えゆく定めにあるのが、バス停留所の「イトーヨーカドー屯田店前」。店舗とともに生活に溶け込んでいたバス停の名称も、間もなく変わりそうだ。(写真は、「イトーヨーカドー屯田店前」バス停留所)
(写真は、「ダイエー岩見沢店」近くにあった「ダイエー前」停留所=2015年8月撮影)

 バス停「イトーヨーカドー屯田店前」は、店舗の西側を南北に走っている新琴似通沿いにある。このバス停に止まる北海道中央バスは「屯田線」、「緑苑台線」、「南花畔線」で、地下鉄麻生駅からそれぞれの終点まで走っている。平日の朝7時台は14本、土日祝の日中でも1時間に3本が走る動脈路線となっている。

 札幌市内の中央バス路線の中で、「イトーヨーカドー」の名が付いたバス停は、「屯田店前」だけ。「琴似店」(札幌市西区)の近隣にバス停は「ヨーカドー」の文字はなく、「福住店」(同市豊平区)近くのバス停は「福住駅」、「アリオ札幌店」(同市東区)の近くのバス停は「アリオ札幌」となっている。札幌以外では、2024年6月30日に閉店した「帯広店」(帯広市)近くに「イトーヨーカドー前」と「イトーヨーカドー入口」の2つのバス停があるが、十勝バスでは「いずれも変更を検討中」としている。また、「北見店」(北見市)の近くのバス停は、「光星中学校バスターミナル」となっている。

 バス停の冠になっている商業施設がなくなれば、バス停の名称が変わるのは当然のこと。2015年8月23日に閉店した「ダイエー岩見沢店」の近くには「ダイエー前」のバス停があったが、閉店後には「10条西20丁目」に切り替わった。「イトーヨーカドー屯田店前」は、前後の停留所と同様に条丁目を付けた「屯田8条3丁目」になるのか、それとも後継店舗の名を冠した「ロピア屯田店前」になるのか。
※2024年8月9日記事一部修正しました。「琴似店」近くにも路線バスは走っております。読者の指摘を受けました。大変失礼いたしました。

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