「北24条桜大橋」が初めて迎えた「豊平川桜の杜」との競演

社会・文化

 8月4日の「橋の日」に合わせて、2023年8月4日に開通した豊平川に架かる「北24条桜大橋」。橋の完成から8ヵ月、名称の由来にもなった「豊平川桜の杜」の桜が満開を迎えている。開通から初めて迎えたこの季節、橋を行き来するクルマを華やかに包んでいる。
(写真は、北24条桜大橋から望む豊平川桜の杜)

「北24条桜大橋」は、環状通の「環状北大橋」と札幌新道の「豊水大橋」の中間地点に建設された総延長1160mの橋。名称は公募によって決まったが、683点の中から選ばれたのは、白石区側にある「豊平川桜の杜」を引用した「北24条桜大橋」だった。豊平川には、この橋を含めて36の橋があるが、地名を冠した名称が多く、植物名を冠した橋は「北24条桜大橋」のみとなっている。

「豊平川桜の杜」は、白石区菊水元町9条1丁目の豊平川右岸にあり、「北24条桜大橋」の河畔に当たる。ここには、エゾヤマザクラやソメイヨシノ、ヤエザクラが約1000本植えられており、桜の名所の一つに数えられている。毎年、この季節になると満開になって地域に彩りを添えるが、今年は「北24条桜大橋」と初めての競演となった。

(写真は、満開を迎えている「豊平川桜の杜」の桜並木)

 東区の東苗穂側から白石区の菊水元町側にクルマで走ると、河畔に近づくに連れ満開の桜が包み込むように迎えてくれる。「豊平川桜の杜」は1990年から植樹が始まり、歳月を経て現在の姿になった。「北24条桜大橋」は、2011年度から建設が始まり12年を経て開通した。今年から始まった競演、桜と橋が共に歳月を刻みながら彩りに深みが増していきそうだ。

※2023年8月4日の開通式の様子はこちら

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER