ディスカウント小型スーパー「DZマート」を旭川市を中心に道東・道北などに展開するダイゼン(本社・上川郡鷹栖町)の柴田貢社長(62)が自身の半生を綴った『バカ息子、空振りオヤジ、還暦起業家』の出版記念パーティーが2023年7月29日、旭川市内の「OMO7旭川」(6条9丁目)で行われた。関係者約120人が出席して、柴田さんの初出版を祝った。(写真は、座談会。左から井上社長、杉村さん、柴田社長、藤田会長)

 発起人であるカンディハウスの藤田哲也会長は「柴田社長を、今日は『柴田先生』と呼ばさせていただきます」とユーモアを交えて紹介。柴田さんに執筆を強く勧めた元衆議で、買物公園に若者らが小規模店舗でチャレンジする「旭川はれて屋台村」を創設した杉村太蔵さんは、「柴田さんからお話をお聞きし、還暦になって挑戦する姿に感動し、本を書くことを勧めました。でも、こんなに早く書き上げるとはビックリ。アクションの早さ、挑戦することの大切さを改めて教えていただいた。心から尊敬します」とお祝の言葉を贈った。杉村さんが出演している経済テレビ番組に、ダイゼンの店舗が紹介されたことがきっかけで2人は知り合ったという。

 その後、藤田会長と杉村さん、もう一人の発起人、旭川ラーメン梅光軒を経営するオーシャンの井上雅之社長と柴田氏社長を交えた4人の座談会が行われた。井上社長は、「本の執筆に、柴田社長もそれほど乗り気じゃなかったように見えたが、あまりに早く書き上げたので、驚いてしまった。新事業(高速出店)の挑戦は始まったばかり。その結果を5年後にまた書いてもらいたい」と続編の出版を期待した。
 
 柴田社長は、「まさか自分が本を出し、出版記念パーティーをするなんて夢にも思っていなかった。杉村さんから執筆を勧められた時、『成功したら考えます』と答えたら、『そんな本はいくらでもある』と一喝された。杉村さんに『成功途上だからこそ面白い』と説得され、つい『書きます』と言っちゃった。なので、書くしかなかった。皆さまに一歩踏み出せば、何とかなると思っていただければ、出版した甲斐があります」と参加者に謝辞を述べていた。


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