JR苗穂駅から大型商業施設アリオ札幌(札幌市東区北7条東9丁目2-20)まで延びる全天候型の空中歩廊が、3月10日10時に開通した。2年前に空中歩廊は完成していたが、アリオ札幌の店内までは全通していなかった。全通によって駅からの利便性がより高まる。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、アリオ札幌の空中歩廊開通式)
(写真は空中歩廊開通記念に配られた「トゥンカロン」)

 苗穂駅からアリオ札幌までの約200mの空中歩廊は、大京(本社・東京都渋谷区)、住友不動産(同・同都新宿区)、JR北海道(同・札幌市中央区)が2021年3月に竣工させた分譲マンション「ザ・グランアルト札幌苗穂ステーションタワー」と同時に開通した。札幌市の「苗穂駅北口西地区優良建築物等整備事業」の一環として建設された。

 しかし、アリオ札幌の2階店内に通じる通路は、その手前でシャッターが下りたままだった。このため、利用者はいったん階段で地上に降り、敷地内を通って1階の苗穂駅側入り口から入らなければならなかった。

 今回、建物所有者のサッポロ不動産開発(本社・東京都渋谷区)やテナントの協力などを得て、直結全通することになった。

 開通式は、アリオ札幌2階に通じる空中歩廊の踊り場付近で行われた。集まったお客約70人を前に、アリオ札幌の土山等支配人は、「大変お待たせしました、というのが正直な思い。これまでに、直結時期について多数の問い合わせをいただいており、期待値の高さを感じていた。直結を機に、地域のインフラ、ハブ機能を担っていける施設となるように努力したい」と挨拶した。その後、関係者6人でテープカットを行い、開通を祝った。

 空中歩廊開通記念として、アリオマスコットキャラクターの「アリ」と「リオ」をかたどった特製トゥンカロン(マカロンの進化系スイーツ)が、通行者にプレゼントされた。通行1番乗りをした男性(71)は、「近くに住んでいるので直結するのが待ち遠しかった。イベントごとも好きなので、9時頃から並んだ」と話し、トゥンカロンを受け取っていた。
(写真は、アリオ札幌2階の店内と繋がった空中歩廊)



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