「餃子の王将」の道内初上陸となる「すすきの店」が22日にオープンして以降、店の前には毎日行列ができ王将フィーバーが続いている。ひと足先に道内出店を始めた兄弟会社の「大阪王将」が郊外立地なのに対して、「餃子の王将」1号店は都心立地ですすきのに近く、買い物客、飲み帰り客などが気軽に立ち寄れる。週明けからビジネスマンたちが並ぶ姿も見られそうだ。(写真は、行列が続く餃子の王将すすきの店。料理メニューは豊富に揃っている。)
「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは、昭和42年京都で創業した中華料理チェーン。大阪証券取引所に上場しており、全国に直営店364店、フランチャイズ店191店、年間売上高671億5500万円(いずれも平成23年4月1日現在)。
道内初出店となる「すすきの店」は、札幌市中央区南3西3の駅前通り沿い。もともと成美堂書店のあったビル1階に白地に赤い王将のロゴ文字が掲げられ、関西に馴染みのある人なら大阪や京都と錯覚してしまいそうなしつらい。
22日のオープン時から、順番を待つ客の行列が続き、持ち帰りも大人気。
持ち帰りメニューを見ると、生餃子、焼餃子(ともに6個入り)が231円、鶏の唐揚525円、春巻2本315円、天津飯462円、中華飯462円、すぶた525円、野菜炒め462円(いずれも税込み)などとなっている。
「餃子の王将」の定番はやはり餃子。具と焦げ目のついた皮の食感が独特で、
酢醤油にラー油を混ぜたタレにつけて食べると、舌に少しだけ残るニンニクの味が尾を引く。関西では、餃子を一人で2~3人前頼み、ビールで味わうのが定番と言われている。
道内には、兄弟会社の「大阪王将」が今年4月に札幌進出しており、現在4店舗で営業している。「餃子の王将」では、すすきの店を皮切りに10年以内に道内で30店まで拡大していく考え。