夕張市高松7番地の観光施設「夕張市石炭博物館」の模擬坑道で18日午後11時45分頃に発生した火災が収まらない。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、模擬坑道の入り口付近から吐き出る煙。時折り黄色がかった煙に変わる)
模擬坑道の内壁の一部は本物の石炭層になっており原因は不明だが、何らかの理由で高温になって石炭層から煙が発生しているもよう。市によると火は確認されていない。模擬坑道の入り口からは白煙が吐き出されている。
夕張市消防や応援の札幌市消防などが近くの川の水を利用して坑道を水没させる消火活動を続けているが、19日15時半現在も煙の勢いは収まっていない。
18日は模擬坑道内で天井や内壁を補強するための溶接作業が行われていた。模擬坑道は実際に使われていた坑道を利用した全国で1ヵ所しかない見学施設。模擬坑道の延長は約186m、深さは15~20m。市によると模擬坑道内だけの火災で地下展示室など本体部分は被害がない状態という。