きょう18日、キャロライン・ケネディ駐日米大使が日本を離れるが、年末を飾ったケネディ大使をはじめ米大使館の外交官や職員らが踊る「恋ダンス」のYouTube映像には、わずかだが、札幌時計台の前で踊る在札幌米国総領事館の領事や職員の姿が映っている。また、ひな人形がきっかけで北見市の故松本艶子さんと交流を持つなど北海道、札幌との接点もケネディ大使にはあった。(写真は、米大使館「恋ダンス」に出てくる札幌時計台)
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)のエンディングで流れた「恋ダンス」は、社会現象となるほどの人気を博し、米大使館の職員らが踊る恋ダンスにはケネディ大使がサンタクロース姿で登場するなど、YouTube再生回数は600万回を超える。
映像は、1分30秒ほどで、ケネディ大使のほか大使館の外交官や職員、札幌や名古屋、大阪・神戸、福岡、沖縄などの総領事館領事や職員らも登場している。屋内撮影が多い中で、在札幌総領事館の2人が踊っているのは札幌時計台の前。映像は1分を過ぎたころにわずか数秒間だけの短いものだが道南バスが通り過ぎるシーンも映っている。
屋外シーンはもうひとつあって、JR秋田駅前で在札幌総領事館の1人が踊るところ。在札幌総領事館は、北海道のほか青森県、岩手県、秋田県、宮城県の東北4県も管轄していることから秋田駅前での撮影となったようだ。ちなみに秋田駅前のカットは2回出てくる。なお、屋外シーンにはくまモンが登場する場面もある。
ケネディ大使と北海道、札幌との繋がりで言えば、ひな人形の縁もある。北見市の故松本さんが1962年にJ・F・ケネディ大統領に手紙を出して返事が来たことに感激、返礼としてひな人形を送り、そのひな人形で遊んだのがケネディ大使だったという縁。
ケネディ大使は「私の日本好きは松本さんがきっかけ」と述べたそうだが、なんだか北海道が褒められたようで温かい気持ちになる。