国内外から多くの観光客が集まる第67回さっぽろ雪まつり(札幌市、札幌観光協会などで組織される実行委員会主催)が、5日から始まるが、今年は札幌市中央区の大通会場の様子がスマートフォンやタブレット端末で360度の臨場感で体験できる新しい楽しみ方が加わる。雪像頂上からの目線で会場を見渡せることができ、地上とは違った雪まつりを楽しめる。hre_snowfes(写真は、大通3丁目会場のパノラマ画像の一部)
  
 IT企業のダブルエムエンタテインメント(本社・札幌市白石区)が、札観協の委託を受けて制作したもので、360度のパノラマ写真とVR(バーチャル・リアリティ)技術を組み合わせて実現した。札観協の「さっぽろ雪まつり公式ホームページ」にあるQRコードをスマホやタブレット端末で読み込むと、利用者はスマホなどを上下左右に動かすだけで360度のパノラマ体験ができる。また、確認したいところに視点を合わせるとピンポイントで確認することもできる。
 
 大通会場の一部会場を除き1丁目会場から12丁目会場まで合計15ヵ所のポイントからの映像を体験できる。リアルタイムの映像ではないが、雪像の制作段階、5日の初日、解体直前の3回に亘って雪像頂上からの画像を撮影、パノラマ体験ができるように編集して提供する。
 
 ダブルエムエンタテインメントの三田健太社長は、「雪像の頂上や3丁目のジャンプ台最上段からの目線で360度見渡せるので、まるでその場にいるような臨場感を味わえます。新しい雪まつりの楽しみ方として多くの人に見てもらいたいですね」と話している。
 大通会場は11日までだが、360度パノラマツアーは12日から始まる解雪像体の様子も取り込み2月末までみることができる。
 さっぽろ雪まつりの公式ホームページは、http://www.snowfes.com/topics/t20160129_3d_photo.html



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