「愛犬に安全な道産無添加パン」 ワンダードックが道産小麦使って商品化

社会・文化

 愛犬に食べさせても安全な北海道産の無添加パンが登場した。開発したのは、ペットショップや動物病院を展開している創業30年のワンダードック(本社・札幌市豊平区)。同社は道産の原料を使ったペット用ケーキやハンバーグ、おやつなどを「NAMARA(ナマラ)シリーズ」として商品化しており、今回の無添加パンも愛犬家のニーズに応えて商品化したもの。IMG_6804(写真は、道産無添加パンを持つワンダードックの岩佐春海さん)

 この道産無添加パンの商品化は、札幌商工会議所が21日に開催した「新製品・新商品合同記者発表会」でワンダードックの岩佐春海さんが紹介した。
 ペットの食としては、市販のペットフードを使っている飼い主が多いが安全性やアレルギーを心配する飼い主もいる。朝食時などに自分が食べているパンをついついペット犬にあげてしまうこともあるが、実は人間が食べるパンにはバターや塩分が多く含まれていて犬に与えるには適切ではない場合がある。また、犬用のパンには食品添加物が入ったものが多く、犬の安全と健康を考えると不安が残る。
 
 そこで、ワンダードックが開発したのが道産小麦を使った無添加のパン。ペット専門のおやつを20年間作り続けているメーカーと協力して道産小麦を数種類配合して犬の喜ぶ香ばしさを出し、アレルギーの原因となるグルテン含有量を抑えた薄力粉を使用。バターに代わって植物性油脂を使ってカロリーを抑えている。
 
 岩佐さんは、「道産小麦のほか道産の野菜、乳製品を使い北海道で1つひとつ手作り製造しているのでワンちゃんにも安心して与えらます」と話す。
 価格は、山型と星型のパン5枚入りが各600円(税別)、スティックパン5本入りが800円(同)。冷凍品もある。
「NAMARA」とは北海道弁で「とても」「非常に」「すごく」の意。同社の「NAMARAシリーズ」は今回の無添加パンで6種類になった。http://www.wonder-dog.com

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