コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)の債務超過を解消するため、5000万円を目標に株主を募集しているコンサドーレ札幌サポーターズ持株会の佐藤良雄理事長(キャリアバンク社長)は、増資目標を達成したことを21日明らかにした。佐藤理事長によると、19日現在で5190万円に達したという。(写真は、街頭で持株会増資を呼びかけるチラシ配り=4月27日)
HFCは、前12月期決算で、8040万円の債務超過状態。Jリーグでは2013年度から導入されるクラブライセンス制度を先取りする形で、今年度から運営会社が債務超過に陥った状態では下位リーグに降格するペナルティが課せられることになっている。
HFCでは5月24日までに債務超過を解消するため1億円の増資を行うことにしているが、そのうち29・7%を出資する筆頭株主の持株会は半分の5000万円(1口1万円で5000口)の増資を引き受けることになっていた。
佐藤理事長は、「持株会としては目標を達成したが、全体で1億円増資に向けて今月いっぱい努力したい」と語っている。
問い合わせは、コンサドーレ札幌サポーターズ持株会(電話011―858―5316)へ。受付は午前9時から午後6時。