2017年2月19日から26日まで札幌と帯広で開催される第8回札幌アジア冬季競技大会(以下、冬季アジア札幌大会)のオフィシャルスポンサーに加森観光(本社・札幌市中央区)と札幌ばんけい(同・同)が加わった。両社はともに競技会場を提供するほか大会運営に協力する。冬季アジア札幌大会のオフィシャルスポンサーは9社になった。(調印式を終えて大会マスコットキャラクターのエゾモンと記念撮影に応じる右から東原社長、加森社長、組織委員会会長を務める秋元市長)
26日、札幌市役所で公益財団法人第8回札幌アジア冬季競技大会組織委員会会長を務める秋元克広市長と加森観光・加森公人社長、札幌ばんけい・東原俊郎社長がそれぞれスポンサーシップ契約を締結した。
加森観光は、運営するサッポロテイネスキー場をスキー、スノーボードの男女回転、大回転の会場として提供。加森社長は、「冬季アジア大会は、26年招致予定の札幌オリンピック・パラリンピック(以下、札幌オリ・パラ)の前段階になる大会。関心を高め盛り上げて次は札幌オリ・パラというステップの力になればと願う」と話した。
太陽グループの札幌ばんけいは、さっぽろばんけいスキー場をスノーボードハーフパイプなどの会場に提供。東原社長は、「冬季アジア大会を契機に札幌オリ・パラ誘致の大きな流れに繋げたい。世界の札幌を目指す動きになることを期待する」と語った。
また、秋元市長は、「両社にオフィシャルスポンサーになってもらい心強い。大会を成功させてオリ・パラに相応しいマチをアピール、札幌オリ・パラ招致に繋げたい。世界中に札幌の雪やスキー場の素晴らしさを発信できる大会になるだろう」と述べた。
冬季アジア大会は、アジア地域の冬季スポーツの振興発展や競技力向上を目的に日本オリンピック委員会(JOC)が中心になってアジアオリンピック評議会に提案して1984年に創設された。86年の第1回、90年の第2回大会が札幌で開催され、2003年の第5回大会は青森で開催されている。