北方ジャーナル2026年8月号本日発売!今月のトップ記事は「三菱ふそう小樽販社の架空取引詐欺を追う」

マスコミ

「北方ジャーナル」2026年8月号が、きょうから店頭に並んだ。今月のトップ記事は、「三菱ふそう小樽販社の架空取引詐欺を追う」。大手商用車メーカー、三菱ふそうトラック・バス(本社・神奈川県川崎市/フランツィスカ・クスマノ社長)の販売会社である北海道ふそう小樽支店の営業社員が架空取引を繰り返し、取引先に大きな被害を与えていることが取材で分かった。昨年9月、この取引先は営業社員の求めに応じ、融資を受けて中古トラック3台を合計約6350万円で三菱ふそうから購入したが、ほどなくこの契約が架空取引だったことが発覚。取引先は「騙された」と返金を求めたが、10カ月経った今も三菱ふそう側は支払いを拒んだままだ。いったい小樽支店で何が起きていたのか──。(画像は、北方ジャーナル8月号の表紙)

 本誌独占の道警不祥事追及シリーズでは、とんでもない事案を報告する。北海道警察の職員が当て逃げの疑いで捜査を受けながらも事件の公表を免がれ、内部の制裁も不自然に軽い「注意」措置で済まされていた──。道警への情報公開請求でわかった事実だ。事件の概要を知るには、一定期間の不祥事の記録を入手した後、各件の捜査の記録や発表の記録を追加入手しなくてはならなかった。2段階の開示請求で明るみに出ることになった事案は、当然ながらその請求がなければ「なかったこと」になっていた可能性が高い。

 不祥事が隠されているのは、警察ばかりではない。今回は司法府の透明度にメスを入れる。全国の裁判所で昨年1年間に処分などがあった不祥事の記録が出揃った。最高裁判所への情報公開請求の結果、2025年には全国各地で少なくとも16件の懲戒処分があり、また懲戒未満の監督上の措置が4件あったことが判明。このうち最も重いペナルティの「免職」が3件に上った事実などが明かされた一方、最も重要な裁判官の不祥事については例年通り薮の中のままだ。墨塗りだらけの公文書から読み取れた速報値を、急ぎ報告しておく。

 かねてから本誌が一石を投じている再エネ問題では、今回2本の記事をラインナップ。そのひとつ、米国系発電会社が函館市寅沢地区で計画している風力発電開発に反対する住民団体「函館の水源と生態系を守る会」(守る会)の活動が注目されている。「守る会」は大規模な工事が地元住民の水がめである水源に与えるリスクを懸念し、署名活動やフォーラムの開催など積極的な反対運動を展開。こうした動きを背景に、市議会が風力発電事業の見直しを求める決議案を全会一致で可決し、大泉市長も懸念を表明している。これらの動きについて北海道自然保護協会常務理事で「守る会」の共同代表でもある佐々木邦夫さんに取材した。

 もうひとつの再エネ問題が、士別市と滝上町との境界にある上紋峠の周辺で進む陸上型で国内トップクラスの巨大風力発電所(風発)の建設計画。事業者のグリーンパワーインベストメント(GPI)は今年になり、滝上町内で2回の説明会を開催し、9月には環境影響評価(アセスメント)の第一段階となる「配慮書」を公表する予定だ。不透明な中東情勢などの下で建設コストが急上昇し、再エネ事業の将来性に黄信号がともる中、本当に北海道内陸部での巨大風発事業は可能なのか──。6月中旬、東京のGPI本社を訪れ、担当者らに直接疑問を投げかけた。

 このほか、秋元市長の4選不出馬表明で風雲急を告げる来春の札幌市長選に初名乗りをあげたIT企業・エコモット社長の入澤拓也氏を取り上げたレポート、お盆特集で「ひとの死と供養」をテーマにした真言宗惠弘寺の足立隆厳住職へのインタビュー、日本医療大学病院「もの忘れ外来」の石田智隆医師による認知症レポートもオススメ。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル8月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。

※8月号主要コンテンツ
【報道】
■三菱ふそうの小樽販社で起きた架空取引、トラック販売詐欺を追う
■道警不祥事(85)──道警職員が当て逃げしても「注意」留まりの怪
■全国裁判所不祥事2025年速報──墨塗りで隠される裁判官の懲戒記録
■函館寅沢地区の風力発電計画に住民団体と市議会が「待った」
■上紋峠の周辺で進む大規模風発を追う(4)──建設主体のGPIに直接取材
■和解決裂の「障碍者虐待裁判」で議会質問を軒並み拒否する恵庭市
■来春の札幌市長選にIT企業・エコモット経営者、入澤拓也氏が出馬表明
■「道の駅あかいがわ休館問題」で村議会が指定管理者採決を先送り

【ニュース】
■ネムロニュースで不当労働行為 道労働委が5年越しの救済命令
■本誌掲載記事に道新がまた抗議 わいせつ被害詳報「極めて遺憾」
■土砂崩れと管理人の死去で参拝できなくなったオタモイ地蔵尊で例大祭
■札証が開設したプロ投資家向け市場にアットマークテクノ社が第1号で上場

【シリーズ・住宅不動産情報】(43)──札幌国税局が2026年分の路線価公開
■富良野・小樽が上昇率の「トップ2」 中標津は4%アップで上昇率8位

【金融】──「道内20信金の26年3月期決算」を徹底分析
■貸出金と有価証券の利回り改善でコア業務純益が全金庫で増益

【ビール特集】──2026 福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン
■今年の夏もみんなで乾杯! ビールメーカー4社の会場を紹介

【医療】──日本医療大学病院「もの忘れ外来」の石田智隆医師に訊く
■認知症でも穏やかな日々を可能にする医療と適切な介護とは

【地域】──北の大地を拓く新・農業人【10】
■有機農産物を直売する石狩の「はるきちオーガニックファーム」

【お盆特集】──高野山真言宗 惠弘寺の足立隆厳住職に訊く
■「会ったことがない先祖がいて自分がいる事実を思い出そう」

【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(130)──ひとりの女性ピアスタッフの歩みから(後編)
●戦争遺産をめぐる旅(127)──平和の尊さを伝える「埼玉ピースミュージアム」

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