北方ジャーナル12月号本日発売! 今月のトップは「道警 交通違反取り締まりに潜む闇」

マスコミ

「北方ジャーナル」2020年12月号が本日14日、店頭に並んだ。今月のトップは、交通違反捜査がらみの道警不祥事問題だ。やり甲斐や達成感に満ちていた筈の職場は、矛盾まみれで筋の通らない仕事だらけだった──自らが起こした事件の公判でそう吐露したのは、ストーカー行為などで起訴された元警察官。交通捜査に携わっていた彼にとって取り締まりに伴う「矛盾」への疑問は増える一方だったという。道警ではおりしも、札幌の交通警官が違反捏造で処分され、多くの不正が明らかなったばかり。互いに関連しない筈の2つの不祥事は何を語っているのか。多くの人が1度や2度経験したことがある「交通違反」。その捜査の現場には得体の知れない闇が潜んでいた──。(画像は、北方ジャーナル12月号の表紙)

 本年8月号で報じた豊浦町(胆振管内・村井洋一町長)のバイオガス発電プラント問題が深刻さを増している。事業主体である町が約24億円を投じて建設した施設だが、稼働2年目となる今年度は初年度を超える赤字額になる見込み。ネックはガス生成工程で出てくる消化液(液肥)の引き受け先が広がらないこと。このため貯留施設が満杯に近づき、プラントは60%程度しか稼働できていない状態だ。消化液の問題にメドがつかなければ「売電で儲ける」どころか、とんだ「金食い虫」になりかねない。町の目算が外れた豊浦町のバイオガス発電事業の現状をレポートする。

 全国からマスコミが押し寄せた寿都と神恵内による「核のゴミ・文献調査応募問題」では、今月3本のコンテンツでフォロー。文献調査をめぐって揺れる寿都町の住民運動の現在をルポライター・滝川康治氏が取材したほか、編集部では共和町と岩内町の動きもフォロー。両自治体周辺で広がる“応募撤回のうねり”を読者にお届けする。これらに加え特別寄稿として北大名誉教授・常田益代氏による「道民として核のゴミを考えよう」も掲載。多角的な観点からこの問題を検証している。

 このほか本誌の定番連載である「ひきこもりシリーズ」もオススメだ。今回は当事者の声を社会に発信する活動で知られる、ぼそっと池井多さんが札幌で行なった講演を取材・収録。子供の頃に受けた精神的虐待から「ガチこもり」になったという池井多さんは、ひきこもりを「家族の病気です」と断言。自らの体験にもとづいた語りは多くの気づきをもたらしてくれる。本号はその前編としてお届けする。

 これら以外にも世界的建築家・隈研吾が設計した北竜町立保育所の雇止め問題の続報、コロナ禍に見舞われた地域の現実を取材したオホーツク特集など注目記事が目白押し。本誌でしか読めない道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル12月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下方にある同誌のバナーをクリック。

※12月号主要コンテンツ
【報道】
■道警不祥事から考える〈46〉元警官が交通捜査の実態を告白。札幌では違反捏造で懲戒5人
■首相批判封殺の波紋〈12〉野次排除警官「不起訴相当」。国賠でも道警が適正性主張
■“金食い虫”になった豊浦町バイオガス発電事業。広がらない消化液の活用
■医療現場で散った命〈12〉吃音看護師殉職に労災確定「業務に起因」と地裁判断
■隈研吾設計の北竜町立保育所で尾をひく保育士雇止め問題
■核のゴミ──「文献調査」をめぐって揺れる寿都町の住民運動の現在
■核のゴミ──寿都と神恵内の応募は国が仕掛けたダミーか
■核のゴミ──特別寄稿①「道民として核のゴミを考えよう」北大名誉教授・常田益代

【ニュース】
■依存症教育資格、道内初の認定「日本で一番悪かった」元刑事に
■原告代理人が当事者として陳述「結婚の自由」訴訟、札幌で結審
■警官と冤罪被害者が法廷で対峙、帯広・違法捜査問う争い佳境に
■コロナ禍でも揺るがぬ道産品人気「北海道の物産と観光展」が善戦
■大月氏の地位確認訴訟で初弁論。解雇の国際大は請求棄却求める

【オホーツク特集】
■絆は、そこに。コロナ禍に襲われた地域のリアル
網走・北見・紋別3市長に訊く/タカハシグループ「コロナ禍とかく闘えり」ほか

【医療】
●医療法人我汝会さっぽろ病院がJR苗穂駅直結の立地に新築移転

【企業】
●飛栄建設と北大教授がコロナ対策のクリーンブースを共同開発

【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(63)──「ぼそっと池井多」さんの講演から【1】「これは家族の病気です」
●戦争遺産をめぐる旅(65)──京都市伏見に残る戦争の記憶。校舎になった第16師団司令部跡

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