現役の教師や教師を目指す人などが共に学び成長することを目的にした自主的なネットワーク組織、北海道師範塾(塾頭・吉田洋一元道教育長)は9日、北海道銀行堰八義博頭取を講師に招いた夏期講座をホテルライフォート札幌で開催した。講座はきょう10日も行われ、夕張市長の鈴木直道氏らも講演する。(写真は、北海道師範塾で講演する北海道銀行の堰八義博頭取)
北海道師範塾は、2010年9月に設立され、現役教師や教育界OBなどが加入、教師の資質を高め北海道の教育の発展向上させるのが目的。毎年、夏と冬に2日間の講座を開催しているほか、1年間のカリキュラムを組んだ教師養成講座も実施している。
9日に始まった夏期講座は設立以来3回目となり、約50人が参加。教育界からの報告とともに経済界から道銀の堰八頭取が『新時代を担う人材の育成について』をテーマに講演した。堰八頭取は、生産年齢人口の減少や市場変化、国際化などによって日本企業を取り巻く環境は大きく変化しており、企業内での人材育成は不可欠として具体的な教育の事例を紹介した。
夏期講座はきょう10日も開催され、『やらなけゃゼロ!』と題して鈴木夕張市長の講演も予定されている。