札幌学院大学(本部・江別市)は、新札幌キャンパスの4月開設を記念して、「学生ビジネスプランコンテスト」を16日にオンライン開催した。学生たちの自由な発想を募り、現在の社会や地域で問題となっている身近な課題を解決するビジネスアイデア、将来の社会や地域の革新に繋がるビジネスアイデアを競い合う第1回目で、12チームが参加、それぞれ10分間のプレゼンテーションを行った。(画像は、最優秀賞を受賞した札幌ベルエポック美容専門学校の山本真衣さん)

 この「学生ビジネスプランコンテスト」は、札学院大と江別市内3大学(北翔大、酪農学園大、北海道情報大)、滋慶学園グループ、苫小牧工業高等専門学校、北海道中小企業総合支援センター、日本政策金融公庫との連携協定に基づく活動の一環として実施したもの。

 札学院大と協定している各校の学生たちの学び合いの場を提供し、創業マインドを醸成することを狙いにしており、札学院大をハブとして、関係する連携協定校と団体が交流することで幅広い連携の輪が広がることを期待して開催した。出場したのは札学院大4チーム、北海道情報大2チーム、札幌ベルエポック美容専門学校2チーム、酪農学園大1チーム、苫小牧工業高専2チーム、札幌ベルエポック製菓調理専門学校1チームの計12チーム。

 審査員は、札学院・井上俊彌理事長、日本政策金融公庫・日向康之北海道創業支援センター所長兼北海道ビジネスサポートプラザ所長、北海道中小企業総合支援センター・金本真明理事、札幌市経済観光局・原田雅希金融経営支援担当係長の4人で、審査の結果、札幌ベルエポック美容専門学校の山本真衣さんによる『イメージコンサルタントとアパレル業界の融合ビジネス』が最優秀賞に選ばれた。アプリを通じてイメージコンサルタントを選び、パーソナルカラー診断を行ってアパレル実店舗の購買に結び付ける「新発想のサービス」(山本さん)。山本さんには最優秀賞の5万円が贈られる。

 優秀賞には札学院大の望月祥さんの『十勝PR×キッチンカー』、北海道情報大のよっちゃんs‘の『お父さんイケメン化計画』、奨励賞には、酪農学園大の喜多遼太朗さんの『農業者ができる地域活性化プラン』、札学院大のフェアトレードサークルの『さっぽろゆめ結晶プロジェクト』、札学院大の高松康太さんの『ペット専門のEC』、苫小牧工業高専の内山竜暉さんと水野琴未さんの『ゲームによる小学生向け学習支援』、札学院の小俣拓海さんの『電子機器リペイントプラン』が選ばれた。優秀賞は3万円、奨励賞には1万円が贈呈される。
 札学院大の河西邦人学長は、「今後も年1回実施していきたい。札幌圏以外の全道から高校生を含む学生たちのビジネスプランを募りオープンな場を提供していく」と話している。


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