日本医療大学の月寒新キャンパスが姿現す、4月集約開校

道内大学・教育

 札幌市豊平区月寒東3条11丁目の大型商業施設「ブランチ札幌月寒」と「札幌市立あやめ野中学」に挟まれた場所に、つしま医療福祉グループ(本部・札幌市清田区)の日本医療大学新キャンパスが姿を見せてきた。今春にはこのキャンパスに同大学の真栄キャンパス(札幌市清田区)と恵み野(恵庭市)が集約され、本格スタートを切る。(写真は、姿を見せた日本医療大学新キャンパス)

 日本医療大学の新キャンパスは、旧北海道産業共進会場跡にオープンした大型商業施設「ブランチ札幌月寒」の東側隣接地約1万732坪(約3万5418㎡)を利用して建設された。土地所有者は学校法人八紘学園(本部・札幌市豊平区)で、以前は同学園が札幌市に雪捨て場として貸していた土地。つしま医療福祉グループのつしまマネージメント(札幌市清田区)はこの土地を賃借して建物を建設した。

 白石・藻岩通沿いに姿を見せた建物は、日本医療大の校舎や大学病院、介護老人保健施設、コミュニティセンターなど6棟からなる。中央の校舎の建物内には日本医療大学認知症研究所も移転導入する。西側4階建ての建物は、1階が750席の学生食堂、2階が閲覧席200席の図書館、3・4階の2フロアは608席の大講堂。東側のコミュニティセンターは3階建てで、1階はコンビニエンスストア、2階にはレストラン、3階にはフィットネスジムが入る。コミュニティハウスは学生、教職員だけでなく地域の住民の利用も可能となる。

 18年8月につしま医療福祉グループの一員となった「医療法人社団光進会札幌月寒病院」(現・医療法人社団日本医療大学日本医療大学病院、札幌市豊平区月寒東1条13丁目4ー5)もこの新キャンパスに移転する。

 かつては、この土地は「ブランチ札幌月寒」の土地とともに北海道日本ハムファイターズの新球場候補地にもなったが、日本医療大学新キャンパスの稼働とともに教育、医療、福祉の総合拠点として新たな息吹を地域に吹き込むことになる。

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