北海道科学大学高校2023年移転、関心高まる中の島校舎敷地の跡利用

道内大学・教育

 学校法人北海道科学大学(本部・札幌市手稲区)が運営する北海道科学大学高等学校(同市豊平区)が、2023年4月に前田キャンパス(手稲区前田7条15丁目4ー1)に移転する。それに伴い同高校敷地の跡利用に注目が集まっている。(写真は、札幌市豊平区中の島にある北海道科学大学高校)

 道科学大学高校は、北海道工業高等学校がルーツ。その後、名称を北海道尚志学園高等学校に変更、14年4月から道科学大学高校になった。学校法人道科学大学は、24年の法人創立100周年に向けた事業として同高校を移転するもので、北海道科学大学や同短期大学部(21年度以降の学生募集は停止)が集積している前田キャンパスの南側に新校舎を建設する。

 23年4月の移転に伴って現校舎のある豊平区中の島2条6丁目2ー3の跡利用に関心が高まっている。中の島には、道科学大学短期大学部(旧自動車短大)や北海道科学大学「教育・研究支援センター」があったが、いずれも前田キャンパスに移転。「教育・研究支援センター」跡地約2118坪(6991・28㎡)は、既に医療法人仁楡会が取得、同市南区澄川2条1丁目にある「仁楡会病院」を新築移転する計画。また、中の島通に面した約1525坪(5035㎡)の道科学大学高校屋外運動場もイオン北海道(本社・札幌市白石区)に売却されている。

 現高校の敷地は約3800坪(約1万2500㎡)とみられ、校舎や体育館、実習室などがある。また、隣接している北海道自動車学校も同学校法人が運営しており、一体的な跡利用も想定されそう。

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