イオン北海道(本社・札幌市白石区)が、札幌市豊平区中の島に出店する見通しだ。現時点で出店場所は明らかではないが、既に土地の手当てを終えたもようで札幌市と土地取得に関わる諸手続きを進めている。2021年以降に着工する見通しで都心部のイオン店舗として注目を集めそうだ。(写真は、敷地面積2万2544㎡の北海道自動車学校)

 イオン北海道の広報は、「既に土地は手当てしているが、場所は現時点で開示できない。公有地の拡大の推進に関する法律(公拡法)に基づく届出と国土利用計画法の届出を札幌市に提出している段階」と話す。公拡法では市街地で5000㎡以上の土地を売買する際に届出を義務付けており、国土利用計画法では市街地で2000㎡以上が届出の対象になっている。イオン北海道は少なくとも5000㎡以上の土地を中の島地区で手当てしたということになる。

 中の島地区は、豊平川とその支流の精進川に囲まれた地区で南北に長い町。この地区で5000㎡を超える更地は見当たらないため、既存の建物などが建っている敷地を確保しているもようだ。候補地の一つは、学校法人北海道科学大学(札幌市手稲区、前北海道尚志学園)が運営する指定自動車教習所の北海道自動車学校(中の島2条6丁目)。中の島には、道科学大の北海道科学大学短期大学部(旧自動車短大)や北海道科学大学「教育・研究支援センター」があったが、いずれも手稲区前田に移転しており、現在は道自動車学校と北海道科学大学高等学校が中の島に残っている。

 イオン北海道は、JR桑園駅近くにあったJR北海道のグループ会社、桑園自動車学校のあった場所に「イオン桑園店」を建設、屋上に自動車学校のコースを設置した例があり、こうした形での出店も想定できる。

 イオン北海道は2020年3月にマックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)と経営統合、新生「イオン北海道」になる。中の島の土地はマックスバリュ店舗用とも考えられるが、地下鉄南平岸駅や澄川駅に直結してマックスバリュ店舗があるため現実的ではない。中の島に隣接した平岸では自衛隊病院跡地(4万8496㎡)の一般競争入札も始まっており、イオン中の島店とともにこの界隈は大きく変貌することになりそうだ。


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