医療法人徳洲会(大阪市北区)は、医療法人社団札幌外科記念病院(札幌市中央区)をグループ化した。これにより、北海道の徳洲会グループは7病院になった。札幌外科記念病院が徳洲会に事業譲渡したのは、2024年2月1日付。(写真は、札幌外科記念病院)
札幌外科記念病院は、1982年7月に札幌市中央区南23条西15丁目で消化器外科を主体に、二次医療を担う外科系の専門病院として開設した。内科・消化器内科・外科・消化器外科・小児外科・整形外科・麻酔・肛門外科・放射線科の8つの診療科と臨床病理部をもち、先進の医療施設と専門医、看護師を中心とした医療チームが、札幌医科大学と密接な関連をもって診断と治療を行う体制を採用している。病床数は99床、建物の建築面積は約446坪(1472・26㎡)、延べ床面積は約1201坪(3963・64㎡)。
土地建物は、現総長で開設時の理事長・院長だった山本直也氏の個人所有だったが、2003年12月に医療法人社団札幌外科記念病院が取得した。その後、病院経営は厳しい環境になり、近年になって提携先を探していた。医療法人徳洲会と社会福祉法人が候補に挙がっていたが、最終的に医療法人徳洲会が事業譲渡を受けることになった。
医療法人徳洲会は、道内に札幌徳洲会病院(札幌市厚別区)、札幌東徳洲会病院(同市東区)、札幌南徳洲会病院(同市清田区)、日高徳洲会病院(日高郡新ひだか町)、共愛会病院(函館市)、帯広徳洲会病院(河東郡音更町)の6病院を展開しており、札幌外科記念病院はグループ7病院目となる。
※2024年3月25日記事一部修正しました。帯広徳洲会病院(帯広市→河東郡音更町)。ご迷惑をおかけしました。