旭川市長選、めでたさも中くらいの西川将人氏4選

政治全般

 11日に投開票が行われた旭川市長選は、現職で4選を目指した西川将人氏(50、立憲民主、国民民主、社民推薦)が元衆院議員秘書で新人の今津寛介氏(41、自民、新党大地推薦、公明支持)を破り当選した。(写真は、4回目の当選を果たした西川将人氏=右から3人目)

 当日有権者数は29万1007人、投票者数は13万8160人で投票率は47・48%。得票は今津氏が5万5302票、西川氏が8万1329票で2万6000票の差をつけて西川氏が勝利した。

 当初は、知名度のない新人を相手に西川氏はダブルスコアで勝利すると言われていたが、ふたを開けるとその差は2万6000票に迫り西川氏への批判票が多かったことを裏付けた。市民の間では、「旭川は何も変わっていない」「決断力がない」など、西川市政に対する評価が少なからず定着した感がある。「これ以上、西川氏に続けさせたくない。今津氏の力量はどうあれ、今回は今津氏に投票する」という市民もいた。

 選挙期間中にも、「西川氏と今津氏では50歩100歩、どっちもどっちだ」との声も漏れてきた。今津氏は実父の今津寛元衆議の支持者を固めきれなかったことも敗因になった。

 これまでの旭川市長選での自民党候補は、自民党旭川支部が推薦してから立候補表明という順番だったが、今回は今津氏が立候補を先行して表明、その後支部が推薦する逆の順序だった。旭川商工会議所は、今津支援で一本化されず、今津支持で動いたのは、副会頭を務める荒井保明・荒井建設社長が筆頭格だった。

 自民党系市議や道議の動きが鈍かったことも今津氏の敗因に繋がった。今津氏が、西川氏に肉薄して落選すれば、その勢いで統一地方選での道議選出馬、さらに実父の後を受けての衆院選出馬にも繋がる。それを懸念した自民党市議の多くはあまり動かず、西川氏との票差があまり近づかず、あまり離れずの程よい着地点を模索した。加藤礼一道議も告知後に動いたものの、その後の動きは活発とは言えなかった。

 いずれにしても、西川氏は知名度の低い新人相手に、勝ったとはいえ、前回よりも得票数を2000票しか伸ばしていない。3期12年間が、市民の評価を得たとは言い難い結果になった。           

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