道議会自民党道民会議の道議4人が、8月26日から4日間の日程でシンガポールを海外視察する。コンベンション施設とカジノなどが揃った高級総合リゾート「マリーナ・ベイ・サンズ」を中心に視察を行う。道議会では海外視察費を使うことを自粛しているため、道議4人は自費か政務調査費の一部を使う。(写真は道議会庁舎)
海外視察する道議は、道見重信氏(2期、札幌市北区)、角谷隆司氏(3期、札幌市手稲区)、高木宏壽氏(2期、札幌市豊平区)、小幡保則氏(3期、釧路市)の4人。
日程は8月26日から4日間で、往復は期中泊のため実質は2日間。費用は約30万円程度。
視察するのは、2010年4月にシンガポールに誕生した「マリーナ・ベイ・サンズ」。ラスベガスのサンズ社が東南アジア初の複合的な高級総合リゾートとして完成させたもので、最新の国際コンベンション施設と国際的に有名なレストラン、5つ星ホテル、カジノが整備されている。
道議会では公費による海外視察として4年間の任期中に1人100万円以内が支給されるが、道議会各会派で構成される議会改革検討協議会は厳しい道財政を受けて今年度内は自粛することになっている。
今回、シンガポール視察する自民党道民会議に所属する道議4人は、海外視察費を使わず報酬や政務調査費の一部を利用する。
「マリーナ・ベイ・サンズ」は、世界のコンベンション需要を引き付けており、併設したカジノの儲けでコンベンション部門のマイナスをカバーしているとも言われる。道議4人は、施設と共に運営手法などについても視察・調査を行うと見られている。