札幌の今、解体ノート2026年版⑨中央区北6条西17丁目旧「田中組本社」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設されてマチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝のリアルがある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2026年9回目は、中央区北6条西17丁目の旧「田中組本社」。(写真は、解体工事が始まった旧「田中組本社」)

 北海道を代表する建設会社の一つ、伊藤組(現伊藤組土建)をルーツに持つ田中組の創業は1902年、北海道の人口が100万人を超えた頃だった。明治、大正、昭和と旭川に本店を置いて展開していたが、戦後、札幌に本店を移し、1970年に、北6条西17丁目の桑園地区にこの本社屋を建設した。以来、半世紀以上にわたってここを拠点としてきたが、2026年5月、北6条西11丁目に新社屋を竣工させて本社を移転、この建物は役割を終えた。

 旧本社の解体工事は、2026年7月27日から始まった。解体工事の注文者は田中組、解体工事を行っているのは本間解体工業(本社・札幌市西区)。工期は2026年12月31日までとなっている。旧本社の敷地面積は約300坪で、土地所有者は田中組。用途地域は第二種住居専用地域、容積率200%、建ぺい率60%、33m高度地区。田中組の成長を支えたこの場所が、次の役割に向けて静かに動き出している。

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